次亜塩素酸水を用いたノロウイルス(ネコカリシウイルス)
対する抗ウイルス性試験結果

供試ウイルス
ネコカリシウイルス Feline calicivirus F9 ATCC#VR-782
ディープフリーザーによる長期保存株ウイルス液を凍結融解した後、イオン交換水(微生物用)にて 10 倍希釈を行い、ウイルス浮遊液として使用した。

試験内容
1) 対照区 イオン交換水(微生物用)
2) 試験区 1 ジーミスト 100 (次亜塩素酸水 100ppm)
3) 試験区 2 ジーミスト 200 (次亜塩素酸水 200ppm)

本試験
試料 1mL に対し、供試ウイルス液 1mL を混和した。
混和直後と指定時間後に SCDLP ブイヨン培地を 18mL 混和し、細胞接種用の試験液とした。

ウイルス感染価の測定
ウイルス宿主細胞によるプラークアッセイ法に基づきウイルス感染価を測定し接種から 2~3 日後に固定染色を行い、形成されたプラークを数え、 試験液 20mL 中のウイルス数を対数値に換算し単位を[PFU/sample]とした。

試験項目
抗ウイルス性試験

ウイルス
ネコカリシウイルス Feline calicivirus F9 ATCC#VR-782

試験方法
液体試料とウイルス液混合後の減少傾向 CrFK 細胞を用いたプラークアッセイ法

検体
n=3

試料ウイルスの粒子数と対数換算減少率
接種直後1分間静置後 10分間静置後
対照区
水 微生物用
6.98
(9600000 個)
6.89
(7800000 個)
6.88
(7666667 個)
試験区 1
ジーミスト 100ppm
2.80
(633 個)
2.30
(200 個)
99.99%
試験区 2
ジーミスト 200ppm
2.30
(200 個)
2.30
(200 個)
99.99%

※本試験結果は試料として切り出した一部のものであり、荷口全体の品質を保証するものではありません。
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